ご挨拶
IIFについてMENU
投資主の皆様には平素よりご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年7月期(第34期)の産業ファンド投資法人の運用状況について、ご報告申し上げます。第34期につきましては、公募増資を実施し、CREカーブアウト戦略の一環としてKKR投資先である大手物流企業ロジスティード株式会社から同社が全国に保有する物流施設28物件と、その他物流施設4物件を裏付不動産とする匿名組合出資持分を取得しました。またIIF岩手一関ロジスティクスセンターを取得した他、IIF横浜都筑R&Dセンター、IIF神戸ロジスティクスセンター(準共有持分25%)、IIF戸塚テクノロジーセンター(底地)(準共有持分30%)を譲渡したことにより、当期末の運用物件数は108件、資産規模は4,987億円(取得価格ベース)となりました。
2024年3月には日経平均株価が初めて4万円を突破し史上最高値を更新した一方で、同年7月31日に行われた日本銀行の金融政策決定会合による政策金利引き上げの決定や米国の経済指標の悪化等により、日経平均株価についてはその後の変動が著しい状況です。加えて、米国の大統領選挙等が控えるなど、引き続き先行き不透明感の継続が予想され、また金利上昇が想定以上のペースで進んだ場合は、資金調達環境の変化や本投資法人の調達コスト上昇などの影響も想定されるため、引き続き注視していく必要があります。
本投資法人は、今後も安定運用を心掛け、継続的な投資主価値の最大化に取り組んで参りますので、引き続き、変わらぬご支援を、よろしくお願い申し上げます。
産業ファンド投資法人
執行役員 本多 邦美